深谷市でマイナンバーカードを返納するには?必要になる場面と手続き先を整理

深谷市でマイナンバーカードを返納するには?必要になる場面と手続き先を整理

「マイナンバーカードを返したい」「更新後に残った古いカードをどうすればよいのかわからない」と迷うことがあります。

ただし、マイナンバーカードの返納が必要かどうかは、単に使わなくなった場合、本人が亡くなった場合、国外へ転出する場合、カードを更新した場合、紛失していたカードが見つかった場合など、事情によって異なります。

返納が必要と思っていても、実際には更新手続きや一時停止の解除など、別の対応になることもあります。この記事では、深谷市でマイナンバーカードを返納するときの考え方、手続き先、返納前に確認したいサービスへの影響、持ち物について整理します。

最初に確認したいこと

まずは「なぜマイナンバーカードを返納したいのか」を整理しましょう。理由によって必要な手続きが変わります。

目次

マイナンバーカードの返納が必要になる主な場面

マイナンバーカードの返納が関係する主な場面には、次のようなものがあります。

  • カードを自主的に返納したいとき
  • 国外転出後の継続利用を希望しないとき
  • 新しいカードの交付を受け、古いカードを返すとき
  • 再交付後に紛失していた古いカードが見つかったとき
  • カードの有効期間や在留期間などにより失効したとき
  • 本人が亡くなり、遺族がカードの扱いを確認したいとき

ただし、これらはすべて同じ手続きではありません。

特に国外転出については、2024年5月27日から、一定の条件を満たせば国外転出後もマイナンバーカードを継続して利用できる制度が始まっています。国外へ引っ越すからといって、必ず返納するとは限りません。

また、紛失届を出したあとにカードが見つかった場合も、すぐに返納するのではなく、一時停止の解除によって引き続き利用できるケースがあります。

「なぜ返納するのか」を先に整理しよう

窓口へ行く前に、次のどのケースに近いのかを確認しておくと、手続きの行き違いを防ぎやすくなります。

現在の状況 考えられる対応
使わないので手元からなくしたい 自主返納の影響を確認してから判断する
有効期限が近い 返納ではなく更新手続きを検討する
新しいカードを受け取る 原則として旧カードを窓口へ持参する
紛失したカードが見つかった 一時停止解除または返納のどちらになるか確認する
国外へ転出する 国外継続利用を希望するか決める
本人が亡くなった 遺族が自己判断で処分せず、市へ確認する

「カードをもう使わない」という理由だけでなく、更新したいのか、再交付を受けたのか、国外で使いたいのかなどを整理することが大切です。

不要になっただけで返納する場合

マイナンバーカードは申請により取得するカードのため、使わなくなったことを理由に自主的な返納を検討する人もいます。

ただし、返納するとカードそのものを使った本人確認や、カードに搭載された電子証明書を利用する手続きができなくなります。

返納前には、少なくとも次の利用状況を確認しておきましょう。

  • マイナ保険証として利用しているか
  • マイナポータルへログインしているか
  • e-Taxなどの電子申請に利用しているか
  • コンビニ交付サービスを利用しているか
  • 行政や民間のオンライン本人確認に利用しているか
  • スマートフォンへマイナンバーカード機能を追加しているか

マイナンバーカードを返納した場合でも、マイナンバーそのものがなくなるわけではありません。カードは、マイナンバーを証明する書類や顔写真付き本人確認書類、電子証明書を利用するための媒体です。

「使う予定がないから」という理由だけで急いで返納せず、今後必要になりそうな手続きを確認してから判断すると安心です。

死亡した人のマイナンバーカードの扱い

家族が亡くなった場合、遺品の中にあるマイナンバーカードをどう扱えばよいのか迷うことがあります。

死亡届を提出したからといって、遺族がすぐにカードを切断したり、家庭ごみとして捨てたりするのは避けましょう。カードには顔写真、氏名、生年月日、住所、マイナンバーなどが記載されているため、慎重な管理が必要です。

相続、税金、保険、年金などの手続きで、亡くなった人のマイナンバーを確認する必要が生じる可能性もあります。

また、遺族による返納の可否や必要書類は、死亡の事実を確認できる状況、申請する人と亡くなった人との関係などによって確認が必要になることがあります。

遺族だけで判断しない

カードを市役所へ持って行く前に、深谷市市民課または深谷市マイナンバーカードコールセンターへ連絡し、返納の要否と持ち物を確認してください。

国外転出するときの扱い

現在は、国外へ転出する場合でも、一定の要件を満たせばマイナンバーカードを国外で継続して利用できます。

国外転出後もカードを利用したい場合は、原則として国外転出予定日の前日までに、マイナンバーカードを持参して国外継続利用の手続きを行います。

手続きをしないまま国外転出予定日を迎えると、カードが失効する場合があるため注意が必要です。

国外でも利用したい場合

国外転出届を出す際に、カードの国外継続利用を希望することを窓口で伝えます。市区町村でカードの券面やICチップ内の情報を変更し、国外転出者向けの電子証明書を発行する手続きが行われます。

国外で利用しない場合

国外継続利用を希望しない場合は、返納手続きが必要になると案内されています。返納後のカードを記念として手元に残したい場合などは、窓口で取り扱いを確認してください。

国外転出については制度変更後の取り扱いがあるため、古い情報だけで判断せず、転出届を提出する前に最新情報を確認することが大切です。

更新後に残った古いカードはどうする?

マイナンバーカードには有効期限があります。深谷市では、有効期限の3か月前から更新手続きができると案内しています。

カード本体の更新では、新しいカードを受け取る際に、それまで使用していたカードを窓口へ返すのが基本です。

古いカードを紛失している場合や持参できない場合は、通常の更新ではなく再交付として扱われる可能性があります。手数料の有無にも関係するため、古いカードがある場合は自己判断で捨てずに保管しておきましょう。

なお、カード本体ではなく電子証明書だけが有効期限を迎える場合は、新しいカードへ交換するのではなく、現在のカードに新しい電子証明書を書き込む手続きになります。

カード本体と電子証明書は有効期限が異なる

  • カード本体の期限:カードそのものの更新が必要
  • 電子証明書の期限:現在のカードに電子証明書を再設定する

有効期限通知書に「マイナンバーカードの更新」とあるのか、「電子証明書の更新」とあるのかを確認しましょう。

紛失後に見つかったカードの扱い

マイナンバーカードを紛失した場合は、不正利用を防ぐため、カード機能の一時停止が必要です。

一時停止をしたあとにカードが見つかった場合、まだ再交付を受けていなければ、市区町村窓口で一時停止を解除し、引き続き利用できる場合があります。

一方、すでに新しいカードの再交付を受けたあとで古いカードが見つかった場合は、見つかった古いカードを再び使用することはできません。返納などの扱いを深谷市へ確認してください。

見つかった時期 主な確認事項
再交付を受ける前 一時停止を解除して再利用できるか
再交付申請後・交付前 申請を継続するか、取り下げられるか
新しいカードの交付後 古いカードの返納方法

見つかったカードをそのまま使えるとは限らないため、まず窓口へ相談しましょう。

有効期限が切れたカードは自分で捨ててよい?

有効期限が切れたカードは、身分証明書や電子申請などに使用できなくなります。深谷市も、有効期限を過ぎると身分証明書として使えず、e-Taxなどの電子申請も利用できなくなると案内しています。

ただし、有効期限が切れたからといって、すぐに家庭ごみとして処分することはおすすめできません。

新しいカードを申請する場合、古いカードの返納状況が手数料の取り扱いに関係することがあります。更新や再交付を予定している人は、古いカードを保管し、窓口へ持参してください。

カードを勝手に切らない

ICチップ部分や顔写真部分を自分で切断する前に、深谷市へ返納の必要性を確認しましょう。更新、再交付、国外転出など、状況によって取り扱いが異なります。

返納前に確かめたいサービスへの影響

マイナンバーカードを返納すると、カードと電子証明書を利用するサービスに影響が出ます。

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用している場合、返納後はそのカードをマイナ保険証として提示できなくなります。

マイナンバーカードを持っていない人は、加入している医療保険者から交付される資格確認書などにより保険診療を受けられる仕組みがあります。返納する前に、資格確認書の交付時期や受診方法を加入先の健康保険へ確認しておくと安心です。

電子証明書とオンライン手続き

マイナポータルへのログイン、e-Tax、各種電子申請、オンラインでの本人確認などには、有効な電子証明書が搭載されたマイナンバーカードを使うものがあります。

カードを返納すると、これらの手続きが利用できなくなる可能性があるため、代替方法を確認しておきましょう。

コンビニ交付

深谷市の証明書コンビニ交付サービスを利用している場合も、マイナンバーカードが必要です。住民票の写しなどをコンビニで取得している人は、返納後の取得方法を確認してください。

公金受取口座

公金受取口座は、マイナンバーカードそのものの中に預金口座情報が保存されている制度ではありません。

登録した公金受取口座は、マイナポータルなどで確認、変更、抹消の手続きができます。カードの返納と口座登録の抹消は同じ手続きではないため、口座登録もやめたい場合は別途確認が必要です。

深谷市での手続き先と持ち物

深谷市のマイナンバーカードに関する手続きは、内容によって市役所本庁舎市民課やマイナンバーカード取扱窓口が案内されています。

返納については、理由やカードの状態によって必要書類が変わる可能性があるため、来庁前に深谷市へ確認してください。

主な確認先

深谷市役所 本庁舎市民課
埼玉県深谷市仲町11番1号
深谷市マイナンバーカードコールセンター
電話番号:048-573-3151
受付時間:平日 午前9時~午後7時
土曜日・日曜日・祝日 午前9時~午後5時
休業日:毎月第3土曜日とその翌日の日曜日、年末年始

深谷市役所本庁舎の通常の開庁時間は、平日の午前8時30分から午後5時15分までで、木曜日は午後7時15分までと案内されています。ただし、延長時間帯に返納手続きができるかは、事前に確認してください。

持参を検討するもの

  • 返納または相談したいマイナンバーカード
  • 窓口へ行く人の本人確認書類
  • 市から届いた有効期限通知書や交付通知書
  • 再交付に関する書類
  • 代理関係を確認できる書類
  • 死亡や相続に関係する場合は、関係を確認できる書類

上記は一般的な確認項目です。すべてのケースで同じ書類が必要になるとは限りません。電話で「返納理由」「本人が来庁するか」「カードが有効か」「新しいカードを受け取っているか」を伝えて確認するとスムーズです。

本人以外が手続きする場合

本人が窓口へ行けず、家族や代理人が返納手続きを行いたいケースもあります。

ただし、任意代理人、法定代理人、亡くなった人の遺族では、それぞれ確認される内容が異なる可能性があります。

  • 本人から依頼された家族
  • 成年後見人などの法定代理人
  • 15歳未満の人の親権者
  • 亡くなった人の遺族

委任状だけで手続きできるとは限らず、代理人の本人確認書類、戸籍謄本、登記事項証明書などが必要になる場合もあります。

代理人だけで窓口へ行く場合は、来庁前に次の点を確認しましょう。

  • 代理人による返納が可能か
  • 委任状が必要か
  • 本人の本人確認書類が必要か
  • 代理関係を証明する書類が必要か
  • 本人への照会が行われるか
  • 一度の来庁で手続きが完了するか

深谷市では、暗証番号や電子証明書に関する一部の代理人手続きについて、照会書を使い、2回の来庁が必要になる例があります。返納手続きも同じとは限りませんが、代理人の場合は事前確認が重要です。

よくある自己処分の勘違い

「期限切れならそのまま捨ててよい」

期限切れでも、更新や再交付の際に旧カードの返納を求められる場合があります。新しいカードを受け取る予定がある人は保管しておきましょう。

「国外転出すると必ず返納する」

現在は、手続きをすれば国外でも継続利用できる制度があります。国外で利用するかどうかを決めてから手続きします。

「紛失後に見つかったら必ず返納する」

再交付前であれば、一時停止を解除して再び利用できる場合があります。新しいカードの交付を受けたかどうかで対応が変わります。

「死亡届を出したので家族が捨ててよい」

相続などの手続きでマイナンバーの確認が必要になることがあります。遺族が自己判断で処分せず、市へ確認しましょう。

「カードを返せば公金受取口座も消える」

カード返納と公金受取口座の抹消は別の手続きです。口座登録も解除したい場合は、別途手続き方法を確認してください。

返納時によくある失敗

  • 更新前に古いカードを切断してしまう
  • 新しいカードの交付前に旧カードを捨ててしまう
  • 紛失カードの一時停止を解除せずに使おうとする
  • 国外継続利用の期限を過ぎてしまう
  • マイナ保険証の代替手段を確認せず返納する
  • 本人以外でも同じ持ち物で手続きできると思い込む
  • カード返納と各種登録の抹消を同じものだと考える

特に、更新、再交付、国外転出が関係する場合は、先にカードを処分しないことが大切です。

返納以外の対応も検討しよう

カードを返したいと思った理由によっては、返納以外の方法で解決できる場合があります。

困っていること 返納以外の主な選択肢
暗証番号を忘れた 暗証番号の初期化・再設定
電子証明書が切れた 電子証明書の更新
カードの期限が近い カード本体の更新
紛失が心配 機能の一時停止
紛失後にカードが見つかった 一時停止の解除
国外へ転出する 国外継続利用の手続き
暗証番号の管理が難しい 顔認証マイナンバーカードなどを相談

使いにくさや管理への不安が返納理由の場合は、返納以外に利用方法を変更できないか、市の窓口へ相談してみる方法もあります。

公式情報はどこで確認する?

マイナンバーカードの制度は変更されることがあります。特に、国外転出、マイナ保険証、スマートフォンへのカード機能搭載、電子証明書などは、最新の公式情報を確認してください。

市役所へ問い合わせる際は、次のように伝えると状況を確認してもらいやすくなります。

マイナンバーカードの返納について相談したいです。返納理由は〇〇で、カードは現在手元にあります。本人が窓口へ行く予定ですが、必要な持ち物と受付窓口を教えてください。

本人以外が行く場合は、「誰が窓口へ行くのか」「本人との関係」「本人が来られない理由」も伝えましょう。

まとめ|自己判断で処分せず、返納理由に合った手続きを確認しよう

深谷市でマイナンバーカードの返納を考えたときは、最初に「なぜ返納するのか」を整理することが大切です。

死亡、国外転出、更新後の旧カード、紛失後に見つかったカード、自主返納では、それぞれ対応が異なります。

国外転出では継続利用を選べる場合があり、紛失後に見つかったカードも、一時停止を解除して再利用できることがあります。有効期限切れの場合も、更新や再交付を予定しているなら旧カードが必要になる可能性があります。

また、返納するとマイナ保険証、電子証明書、マイナポータル、コンビニ交付、オンライン本人確認などに影響するため、代わりの方法を確認してから判断すると安心です。

カードを自分で切断したり捨てたりする前に、深谷市市民課または深谷市マイナンバーカードコールセンターへ相談し、自分のケースに合った窓口、持ち物、手続き方法を確認しましょう。

※掲載内容は2026年7月時点で確認できる公式情報をもとに整理しています。制度、受付窓口、受付時間、必要書類などは変更される場合があります。手続き前に深谷市および国の最新情報をご確認ください。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「フカヤ日和」コースケ

深谷市在住のコースケです。地域情報メディア『フカヤ日和』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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