【大相撲九月場所総括】深谷市出身の豪乃若・魁蒼・魁玉聖の成績は?各段優勝・三賞も紹介
令和8年(2026年)大相撲九月場所が9月27日(日)、東京・両国国技館で千秋楽を迎えました。
『フカヤ日和』では今場所も、深谷市出身の豪乃若(武隈部屋)、魁蒼(浅香山部屋)、魁玉聖(浅香山部屋)の3力士を追ってきました。
3力士はいずれも惜しくも負け越しとなりましたが、豪乃若は自己最高位となる三段目上位で戦い、魁蒼と魁玉聖はともに最後まで勝ち越しを争いました。
今回は深谷市出身3力士の成績に加えて、幕内優勝、三賞、十両から序ノ口までの各段優勝など、令和8年九月場所をまとめて振り返ります。
深谷市出身3力士の九月場所最終成績
| 力士 | 所属部屋 | 九月場所番付 | 最終成績 |
|---|---|---|---|
| 豪乃若 | 武隈部屋 | 東三段目6枚目 | 2勝5敗 |
| 魁蒼 | 浅香山部屋 | 西序二段44枚目 | 3勝4敗 |
| 魁玉聖 | 浅香山部屋 | 東序二段91枚目 | 3勝4敗 |
豪乃若|自己最高位・東三段目6枚目で2勝5敗
武隈部屋の豪乃若(ごうのわか)は、自己最高位となる東三段目6枚目で九月場所を迎えました。
七月場所では西三段目14枚目で4勝3敗と勝ち越し。番付をさらに上げ、幕下昇進が視野に入る位置での挑戦となりました。
しかし、今場所は序盤から厳しい相撲が続き、最初の4番を落とします。
5番相撲となった9日目の東照山戦では、豪乃若らしい速い出足を見せて勝利。今場所初白星を挙げました。
12日目には元幕内のベテラン鳰の湖との一番が組まれました。
豪乃若は立ち合いから低く速く攻めましたが、経験豊富な鳰の湖が対応。最後は叩き込みで敗れました。
そして14日目の最後の7番相撲では、幕下の虎徹と対戦して白星。
最終成績は2勝5敗となりましたが、自己最高位となる三段目上位で経験を積み、最後の一番を白星で締めくくりました。
豪乃若・九月場所の7番
| 取組 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1番相撲 | 滑翔 | ● |
| 2番相撲 | 清の花 | ● |
| 3番相撲 | 羅漢児 | ● |
| 4番相撲 | 穂嵩 | ● |
| 5番相撲 | 東照山 | ○ |
| 6番相撲 | 鳰の湖 | ● |
| 7番相撲 | 虎徹 | ○ |
最終成績:2勝5敗
豪乃若は平成16年(2004年)11月15日生まれ。埼玉県深谷市出身、武隈部屋所属。本名は根岸康介。令和4年11月場所に初土俵を踏みました。
九月場所終了時点での最高位は東三段目6枚目、生涯戦歴は81勝66敗14休です。
魁蒼|勝ち越しに王手をかけるも3勝4敗
浅香山部屋の魁蒼(かいそう)は、西序二段44枚目で九月場所を迎えました。
七月場所の4勝3敗から番付を上げて臨んだ今場所。
初戦の佐藤戦を白星でスタートし、その後は白星と黒星を重ねました。
特に印象に残ったのが10日目の福生龍戦です。
相手の2度の叩きにも崩れず、最後はしっかりと前へ出て寄り切り。これで3勝2敗として、勝ち越しに王手をかけました。
しかし、12日目に玄武丸に敗れて3勝3敗。
勝ち越しをかけた14日目の翔傑戦も敗れ、最終成績は3勝4敗となりました。
魁蒼・九月場所の7番
| 取組 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1番相撲 | 佐藤 | ○ |
| 2番相撲 | 佐田ノ国 | ● |
| 3番相撲 | 大馬翔 | ● |
| 4番相撲 | 駒ノ富士 | ○ |
| 5番相撲 | 福生龍 | ○ |
| 6番相撲 | 玄武丸 | ● |
| 7番相撲 | 翔傑 | ● |
最終成績:3勝4敗
魁玉聖|3勝3敗まで戻すも最後の一番で惜しくも負け越し
同じく浅香山部屋の魁玉聖(かいぎょくせい)は、東序二段91枚目で九月場所を迎えました。
初戦では山内を破って白星発進。
その後は勝ち負けを重ね、9日目終了時点で2勝3敗となりました。
負ければ負け越しとなる11日目の廣瀬戦では白星を挙げ、3勝3敗まで星を戻します。
最後の7番相撲は城戸との対戦。
勝てば4勝3敗で勝ち越しでしたが、惜しくも敗れ、最終成績は3勝4敗となりました。
魁玉聖・九月場所の7番
| 取組 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 1番相撲 | 山内 | ○ |
| 2番相撲 | 若一輝 | ● |
| 3番相撲 | 天一 | ○ |
| 4番相撲 | 千代福 | ● |
| 5番相撲 | 琴芳野 | ● |
| 6番相撲 | 廣瀬 | ○ |
| 7番相撲 | 城戸 | ● |
最終成績:3勝4敗
令和8年九月場所・幕内優勝は横綱 大の里
幕内最高優勝は、二所ノ関部屋の横綱・大の里。
成績は12勝3敗で、自身6回目の幕内最高優勝となりました。
千秋楽は大関・安青錦との結びの一番。大の里が突き出しで勝利し、12勝目を挙げて優勝を決めました。
大の里は令和5年5月場所の初土俵から急速に番付を駆け上がり、今場所で幕内優勝回数を6回に伸ばしました。
令和8年九月場所・三賞
| 賞 | 力士 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|---|
| 殊勲賞 | 該当なし | - | - |
| 敢闘賞 | 藤ノ川 | 西関脇 | 11勝4敗 |
| 敢闘賞 | 美ノ海 | 西前頭3枚目 | 10勝5敗 |
| 技能賞 | 該当なし | - | - |
敢闘賞・藤ノ川
西関脇の藤ノ川(伊勢ノ海部屋)は11勝4敗。
関脇の地位で二桁を超える11勝を挙げ、今場所の敢闘賞を受賞しました。敢闘賞は自身2回目です。
敢闘賞・美ノ海
西前頭3枚目の美ノ海(木瀬部屋)も10勝5敗の好成績。
幕内上位で二桁10勝を挙げ、自身2回目となる敢闘賞を受賞しました。
今場所は殊勲賞と技能賞については該当者なしとなりました。
令和8年九月場所・各段優勝力士
| 階級 | 優勝力士 | 所属部屋 | 番付 | 成績 |
|---|---|---|---|---|
| 幕内 | 大の里 | 二所ノ関部屋 | 東横綱 | 12勝3敗 |
| 十両 | 北の若 | 八角部屋 | 東十両6枚目 | 11勝4敗 |
| 幕下 | 伊波 | 尾上部屋 | 西幕下25枚目 | 7勝0敗 |
| 三段目 | 小林 | 春日野部屋 | 西三段目37枚目 | 7勝0敗 |
| 序二段 | 天 | 錣山部屋 | 東序二段19枚目 | 7勝0敗 |
| 序ノ口 | 城勝雄 | 湊川部屋 | 西序ノ口17枚目 | 7勝0敗 |
十両優勝|北の若が11勝4敗
十両は、八角部屋の北の若が東十両6枚目で11勝4敗を挙げて優勝しました。
北の若は初日から7連勝。中盤に4連敗したものの、12日目から再び白星を重ね、最後は4連勝で11勝まで伸ばしました。
幕下優勝|伊波が7戦全勝
幕下では尾上部屋の伊波(いなみ)が、西幕下25枚目で7戦全勝の優勝を果たしました。
伊波は鹿児島県奄美市出身。身長192cm、体重162kgの大型力士で、得意とする突き・押しなどを武器に全勝優勝。
今場所の幕下全勝優勝によって、今後の番付にも注目が集まります。
三段目優勝|埼玉県出身の小林が7戦全勝
三段目は、春日野部屋の小林が西三段目37枚目で7戦全勝。
小林は埼玉県入間市出身。深谷市出身の豪乃若と同じ埼玉県出身の力士です。
令和7年七月場所でも三段目優勝を経験しており、今回が2回目の三段目優勝となりました。
深谷市出身力士を応援する立場からも、同じ埼玉県出身の小林の今後は注目したいところです。
序二段優勝|天が7戦全勝
序二段は錣山部屋の天(あまね)が、東序二段19枚目で7戦全勝の優勝。
天は神奈川県横浜市出身。平成29年3月場所初土俵で、最高位は幕下58枚目です。
経験豊富な力士が序二段で全勝を飾り、再び上位を目指す足掛かりとなる場所になりました。
序ノ口優勝|城勝雄がデビュー場所で7戦全勝
序ノ口は湊川部屋の城勝雄(じょうしょうゆう)が、西序ノ口17枚目で7戦全勝の優勝を果たしました。
本名はアルタンゲレル・ソソルフー。モンゴル・バヤンホンゴル出身で、令和8年7月場所に初土俵を踏んだばかりです。
元大関・貴景勝の湊川親方が率いる湊川部屋に所属し、初めて番付に名前が載った九月場所でいきなり7戦全勝優勝。
これから番付をどこまで上げていくのか、注目の若手力士の一人になりそうです。
令和8年九月場所を振り返って
今場所は横綱・大の里が12勝3敗で6回目の幕内最高優勝を飾りました。
千秋楽の結びでは、11勝3敗だった大関・安青錦と対戦。大の里が勝って12勝3敗とし、自らの白星で優勝を決めました。
安青錦も11勝4敗。さらに関脇・藤ノ川が11勝4敗、美ノ海が10勝5敗と、横綱・大関だけでなく若手や中堅の活躍も目立った場所となりました。
大の里は13日目、14日目と連敗しましたが、千秋楽で立て直して優勝。横綱として最後の大一番を制しました。
また、幕下以下では伊波、小林、天、城勝雄がそれぞれ7戦全勝で各段優勝。
特に三段目優勝の小林は埼玉県入間市出身。序ノ口優勝の城勝雄は、初めて番付に載った場所でいきなり全勝優勝を果たしており、今後の番付上昇にも注目です。
深谷市出身3力士の九月場所を振り返る
深谷市出身の3力士はいずれも負け越しとなりましたが、それぞれに次につながる内容がありました。
- 豪乃若……自己最高位の東三段目6枚目という幕下目前の位置で戦い、最後の7番相撲を白星で締める
- 魁蒼……3勝2敗まで星を伸ばし、勝ち越しに王手。最後まで勝ち越しを争う
- 魁玉聖……2勝3敗から3勝3敗に戻し、最後の7番相撲まで勝ち越しの可能性を残す
特に豪乃若にとって、東三段目6枚目はこれまで経験した中で最も高い番付です。
結果は2勝5敗でしたが、幕下を目前にした三段目上位の力士たちと実際に7番を取り切った経験は、今後の戦いにつながっていくでしょう。
魁蒼と魁玉聖も、ともにあと1勝で勝ち越しでした。
浅香山部屋で切磋琢磨しながら、次の勝ち越し、そして三段目昇進を目指します。
次は十一月場所へ
次の本場所は令和8年十一月場所(九州場所)です。
九月場所は3力士とも負け越したため番付を下げることが見込まれますが、正式な番付については番付発表後に改めて確認したいと思います。
豪乃若は再び三段目上位、そして幕下昇進へ。
魁蒼、魁玉聖は勝ち越し、そして序二段から三段目へ。
深谷市から角界に進んだ豪乃若・魁蒼・魁玉聖。
『フカヤ日和』では十一月場所も3力士の番付、対戦相手、取組結果などを追っていきます。
関連リンク
- 日本相撲協会公式サイト
- 令和8年九月場所 各段優勝・三賞|日本相撲協会
- 令和8年九月場所 優勝・三賞インタビュー|日本相撲協会
- 豪乃若|日本相撲協会公式プロフィール
- 魁蒼|日本相撲協会公式プロフィール
- 魁玉聖|日本相撲協会公式プロフィール
- 北の若|日本相撲協会公式プロフィール
- 伊波|日本相撲協会公式プロフィール
- 小林|日本相撲協会公式プロフィール
- 湊川部屋公式ホームページ
※番付・成績・優勝・三賞などは、令和8年(2026年)九月場所千秋楽終了時点の日本相撲協会発表などをもとに掲載しています。
豪乃若に刺激!埼玉栄高校時代の同期・藤ノ川と小林が九月場所で活躍
今回の九月場所を振り返るうえで、深谷市出身の豪乃若にとって、大きな刺激になったのではないかと思われる出来事がありました。
それは、埼玉栄高校相撲部時代の同期たちの活躍です。
今場所、西関脇で11勝4敗の好成績を挙げて敢闘賞を受賞した藤ノ川、そして西三段目37枚目で7戦全勝の三段目優勝を果たした小林は、豪乃若にとって埼玉栄高校時代の同期であり、同じ土俵で切磋琢磨してきたライバルでもあります。
同期・藤ノ川は新関脇で11勝!大関への足掛かりとなる場所に
なかでも藤ノ川の活躍は目を見張るものがありました。
新関脇として迎えた九月場所で11勝4敗。
二桁を超える11勝を挙げ、敢闘賞も受賞しました。
関脇で11勝を挙げたことで、今後の成績次第では大関昇進を目指すうえでも重要な足掛かりとなる場所になったといえそうです。
高校時代をともに過ごした同期が、すでに幕内上位の関脇として活躍していることは、豪乃若にとって大きな刺激になるのではないでしょうか。
もう一人の同期・小林は三段目優勝
そして、もう一人の同期である小林も九月場所で大きな結果を残しました。
西三段目37枚目で7戦全勝。
見事に三段目優勝を果たしました。
豪乃若と小林は現在、ともに三段目で戦っています。
同期の小林が全勝優勝を果たしたことも、豪乃若にとっては負けられない刺激になることでしょう。
同期が先を走る今こそ、豪乃若の奮起に期待!
藤ノ川は関脇で11勝、小林は三段目優勝。
埼玉栄高校時代の同期たちが、それぞれの場所で結果を残しています。
一方の豪乃若は、今場所自己最高位となる東三段目6枚目まで番付を上げ、幕下が目前に見える位置までやってきました。
九月場所は2勝5敗と悔しい結果になりましたが、三段目上位という厳しい位置で戦った経験は決して無駄にはならないはずです。
同期が一足先に上の番付へ進んでいる今だからこそ、豪乃若には大いに奮起してもらいたいと思います。
まずは三段目から幕下へ。
そして幕下上位を突破して、目指すは十両昇進=関取です。
『フカヤ日和』としては、ぜひ来年中に関取へ昇進し、15日間毎日、豪乃若の取組を応援できる日が来ることを期待しています。
幕下以下では1場所7番ですが、十両に昇進すれば本場所は15日間、毎日土俵に上がります。
深谷市出身の関取として、両国国技館の土俵で15日間戦う豪乃若の姿を見られる日を楽しみに、これからも応援していきたいと思います。











